●産後1週間頃から始められます。
しかしこの頃はまだ出歩かないほうが良いので、往診での対応となります。
基本的には骨盤を戻す体操『産褥体操』をお教えし、実践してもらいます。
母乳が出にくい等のお困り事があれば、その都度アドバイスさせていただきます。
●外出できるようになったら、来院していただくことになります。
その際、赤ちゃんは預けて来て頂いた方が好ましいです。
預けることが難しい場合はドゥーラによる託児が可能な時もあるので、お問い合せ下さい。
骨盤を始めとする様々な状態をみて、来ていただく頻度、回数を決めていきます。
※2週間~1か月に1度くらいのペースで通われるのが理想です。
本来なら必要ありません。
『本来』とは、産褥期(産後約6~8週間)の間、一切腰に負担をかけずに過ごすことが出来た場合です。
しかし現実にはそれが出来る環境はまずありません。
そのため、ほとんどの産婦さんには骨盤矯正、骨盤ケアが必要となってきます。
出産を終えたからだは、子宮や骨盤が6~8週間かけて元の状態に戻っていきます。本来その間は起き上がってはいけない、と言われています。
その間に起き上がってしまうと・・・
起き上がるということは、骨盤に負担をかけるということ。元に戻りきっていない骨盤に負担をかけてしまうと、そこでストップしてしまいます。つまり骨盤が開いたままの状態になってしまうということです。
骨盤が開いたままの状態だと様々な不調の原因になります。
・腰が痛い
・なかなか体重が戻らない
・母乳の出が悪い
・産後うつ
・育児ノイローゼ
この様な状態を「産後の肥立ち」が悪い。と言います。
将来的にも、乳がん・子宮筋腫・更年期障害などの原因にもなると考えられています。
しかし実際には6~8週間も寝たまま過ごすのは難しいのが現実。
じゃあどうすれば良いのでしょう?
大丈夫、そのための整体法や、骨盤を戻す体操があります。
それを多くの方にお伝えしたい!
お母さんたちには、いつまでも元気でいてもらいたい。
それが私の願いでもあります。
健心整体を訪れる患者さんの約7割が女性です。
そのうちの半数以上の方が出産経験者でもあります。
それぞれ不調の内容は違っても、原因を探っていくと産後の過ごし方が影響していることがとても多いのです。
つまり『骨盤が元に戻っていない』『骨盤が開いたままの状態になってしまっている』方がとても多いのです。
産後すぐは何ともなくても、数年後、数十年後に何らかの不調となって出てくることがあります。
しかし、出産後何年も経ってからこれを正しい状態に戻すのは大変難しいのです。
そのため、産後なるべく早いうちに、できれば産後1年以内に骨盤を元の状態に戻してあげることが重要になってくるのです。
さらに、骨盤と肩甲骨・後頭部が連動しているということはあまり知られていません。
骨盤が開いたままだと、肩甲骨や後頭部も開いたまま、ということです。
肩甲骨が開いたままだと、肩こりや母乳の出が悪いなどの症状や、乳腺症・乳がんなどの原因に。
また、後頭部が開いたままだと、産後うつや育児ノイローゼ、白内障やひどい更年期障害の原因にもなります。
期待できる効果も!
妊娠前、ぜんそくなどの持病があった方は、出産・産後を上手に過ごすことによって治ってしまった!ということがあります。
産後は体質改善のチャンス!でもあるのです。